どうも、まっしーです。
ペルソナ5ザロイヤル(以下P5R)の感想を書きたいと思いますが、、、追加要素堪能できてないので実質ペルソナ5の感想になりますね。UIとか微調整あるらしいのでP5Rの感想ということにしておきます、三学期についてはまた80時間後くらいにクリアしたら感想書きます()
ペルソナシリーズはノータッチで初のペルソナが本作な人の意見です。点数つけるとしたら、95点くらいですね。前作やってると、あんまり変更点ないらしいので微妙かもですが本作スタートだと新鮮味×完成度の高さで神ゲーです。
初手で唯一の不満点を書きますが、シナリオ分岐ですね。三学期がP5Rとペルソナ5の最大の違いらしいのですが、そこに行くのに条件が必要になります。それが、P5Rからの追加キャラクター(丸喜と芳澤)の2人の好感度をMAXにするというもの。たぶん、普通にプレイしてると他のキャラの好感度上げに走ったりするので、予め攻略サイト見てないと2周目行くことになります(僕のように)。ここの条件とかはセリフの選択肢とかでも良かったような気がしますね、何せ1周100時間かかってるので…。まぁ、そんな硬派な感じも古き良きJRPG感あって良いですね。
こっから良い点しかないです。
「全体的な流れ」
このゲームは生活パートと探索パートの2つに分かれてます。
生活パートは、自分自身のパラメータを磨いたり、協力関係にある人と親交を深めたり、探索用のアイテムを揃えたり、というのが主な感じです。
5つの人間パラメータを伸ばす。多種多様な行動で上げることが出来るので自由度しかない。
協力者と親睦を深めることで特殊なスキルを得ることができるので大事。
上記に挙げたことをする手段がめちゃくちゃあって、それがまず感動しました。
例えば、自身の魅力パラメータを上げたいときは、銭湯に入ったり、本を読んだり、映画を見たり、特定の人物に会ったり、、、と様々な方法があります。その中で1番効率がいいものを選ぶのも良し、好きなものを選ぶのも良し、特定のイベントが見たい場合にそれをするも良し、という感じで選択肢が多いので自由度が高いです。
探索パートでは、パレス(固定ダンジョン)とメメントス(ランダム生成ダンジョン)の2つのマップを探索します。
すごい簡単に説明すると、ペルソナという反逆の精神が具現化した化身を利用して、悪人の心を改心して世直しする、というのがストーリーです。そして、パレスというのが悪人の歪んだ心が生み出した迷宮になります。そのパレスからオタカラを盗むことによって、悪人を改心させます。なので、パレス探索が探索パートのメインとなります。
メメントスは説明割愛しますが、パレスと違ってランダム生成なので、入る事にマップが変わります。なので、同じ探索といっても、違った面白さがあって良かったです。だいたい、パレス攻略→メメントス攻略の流れになりますが、プレイ感が違うので飽きずに楽しめるという訳です。
なので、全体のプレイとしては、生活パート→パレス探索→メメントス探索みたいな流れを限られた日数で繰り返します。ただ、強制イベントはほぼ無いのでパレス探索した次の日に生活パートを挟む、みたいなことができるので作業感は全くないです。よくできてる。
「生活パートの面白さ」
生活パートでは、いかに効率よく自分の上げたいパラメータ、もしくは人間関係の好感度を上げるか考えるのが楽しかったです。
①スケジュール管理のゲーム性を楽しめる
基本的に何か行動をすると時間が進みます。1日で行動できるのが、放課後(昼間)と夜の2回でその2回を上手く使おうと考えるのが楽しいです。
昼間に探索を行ってしまうと夜は家から出れなくなるという仕様があるのでそこの兼ね合いを考えたり、ある条件で好感度が上がりやすくなるのでその条件を整えた上で協力者と過ごしたりといかに1日を上手く使うかを考えるゲーム性です。
また、特定の日に特定の行動、特定の場所に行くことで時間を消費せずに能力値を上げることもできたりとそういう試行錯誤が面白いんですよね。
東京を舞台にした各地に行ける。地点ごとに様々なスポットに分かれているので、1周しただけでは全部を見きれなかった…。
②ギャルゲーも楽しめる
また、協力者との好感度上げはギャルゲー形式になってます。状況に即した且つ相手に寄り添った回答をすることで好感度を上げることが出来ます。
好感度を上げまくると特別な関係になったりする…。
③ミニゲームも楽しめる
生活パートの1部ではミニゲームをすることによってプレイヤーに有利な効果を得られることがあります。
ダーツを協力者とプレイすることでバトルが有利に進められるようになったり、、、
釣りをすることで、アイテムを手に入れたり、パラメータを上げることができます。
生活の一部でもクロスワードとか発生したり遊び心しかない。
「探索パートの面白さ」
探索パートももちろん色んな要素盛り盛りで楽しいです。
①王道のコマンドバトルを楽しめる
バトルはシンボルエンカウント方式です。フィールド上の敵に見つかるか、こちらからバトルを仕掛けることによってバトルが始まります。
そして王道のコマンドバトル。UIのオシャレさはまた後述しますが、システムもかなり面白かった。
個人的なプレイ感だと、雑魚戦とボス戦でだいぶ味が違います。
雑魚戦のキモは弱点とバトンタッチですね。ポケモンのようにタイプ相性があり、相性が良いと敵をスタンさせることが出来ます。スタンが発生した場合、連続して行動することができます。この際、違う味方に行動権をバトンタッチで移譲することができます。例えば、敵が複数種類いてもその内の1体をスタンさせて、バトンタッチで属性有利がとれるキャラクターに変更することで一方的に殴ることができます。
そして、敵を全員スタンさせることでホールドアップ状態にすることが出来ます。
ホールドアップ状態になると、「総攻撃」か「交渉」を選ぶことができます。
「総攻撃」は味方全員で敵をボコボコにするとと共に、スタイリッシュな画面で戦闘を終了させます。
全員のカットインからの、、、
トドメキャラカットイン(ドンッ!)。ここから流れるようにリザルト行きます(かっこいい)。
「交渉」を選ぶと、敵を味方にするか、金銭を要求するか、物を要求するかを選ぶことができます。
敵を味方にするに関しては次で紹介します。
バトルにこんなに選択肢があるのが本当に面白い。
ボス戦は基本的にスタンが起こりません。
ボス戦の肝は体力とSP管理、あとは役割分担ですかね。
自分はハードでやったのですが、敵硬いand攻撃痛いで常に味方バフ、敵デバフ、HP管理を意識してました。
割とアイテム大事で全ての要素を駆使して闘う感じで無駄な要素がない。
スキルを使うのに体力やSP(スキルポイント)が必要なのでそれを回復しつつ、適切なタイミングで敵を叩く感じがボス戦でした。
それに加えてボス特有のギミックがあったりしたので毎回楽しくやれました。
時間制限で敵を薙ぎ倒す必要があったり、
ルーレットしたり。
楽しかったです。
ポケモン要素もあってそれが少し前述した「敵を味方にする」ものです。これは主人公のみができる技で、ホールドアップ状態から交渉することで敵を自身のペルソナにすることができます。
主人公は複数のペルソナを所持できる上に
戦闘中にペルソナを切り替えることができる。
これをすることで主人公はほとんどの弱点をつけるようになります。なので、主人公でスタン→バトンタッチ→ホールドアップ→総攻撃の流れでスタイリッシュに戦闘を進めることができるわけです。
そしてペルソナの強化や合成も存在します。ここら辺はドラクエジョーカーのイメージです。
特定のペルソナを合成することで別のペルソナにすることができ、さらにスキルを継承することができます。これにより自分だけのペルソナを作り出すことが出来ます。結構これが楽しかった。
特性や技が合成によって変化するのでやり込みがすごい。
③パズルを楽しめる
パレスには様々なギミックがありそれを解いていくことで先へと進めます。イメージで言うと、ゼルダの伝説みたいな感じの謎解きです。
ネズミになって細い通路を通ったりすることで攻略する、みたいなのあって楽しい。
④ステルスゲームを楽しめる
また戦闘を避けながら進むことが出来るステルスゲー要素もあります。
物陰に隠れながら通路を進むことで敵から発見されずに攻略をすることもできます。また、隠れた状態から敵に攻撃を仕掛けることで有利な状態から戦闘を進めることが出来ます(チャンスエンカウント)。基本的にはこのチャンスエンカウントから戦闘を始めるので、物陰を移動して戦闘開始!→Take over(神曲)でGGです。
「ストーリー・世界観」
ストーリーもめっちゃ面白かったです。まずパレスの構成がいいです。
「心の怪盗団」になぞられてパレスも城、美術館、銀行…というようにThe怪盗団ってイメージです。そしてドンピシャなマップデザインとBGM、もうセンスしかなかった。
ストーリーを全部説明する訳にはいかないので僕の感想を語ると、自分の認識次第で人生は変えることができるということを教えてくれる良いストーリーでした。それを怪盗団の少年少女が成長していく中で一緒に学んでいく流れです。
社会には悪人もいたり、理不尽なことがあったりすると思います。ただ、それをどうしようもない事だと最初から認知して、人のせいにして自分の認識を変えないでいると何も始まらない。心の反逆精神(ペルソナ)をもってして、自分の出来ない、や無理だ、みたいな認知を変えることで現状を変えていける!!ということを100時間のストーリーで学ぶことが出来ます。ここだけ切り取っても文字通りでしかないのですが、しっかりと流れで最後の結末まで見ると何だって出来そうな清々しい気分になれます。別エンドを見れてないのでアレですが、ノーマルエンドですらめっちゃ面白かったです。
自分は思い込みが激しいタイプなので、心が歪んでパレスが出来てると思います。ただ、今の現状も自分の見方(認知)を変えるだけで色んな可能性に溢れてるんだなぁと希望に満ちた気持ちになりました。
ぜひやったことない人は自分でやってみて感じて欲しいです。
「システム面その他」
システム面の良いところですが、上記以外でも沢山あります。
①SE、BGM
魅力的すぎてビビりました。SEも全体的に心地よくて、例えばカーソル変更の音1つ取っても軽快な音になってます。ダウンの音も気持ちいいし、そこからの総攻撃の音も最高。
そして、BGM。これはホントのホントに「神」でした。
バトルBGMがボーカル付きというのが珍しいですが、世界観とバトルシステムとマッチしてスタイリッシュさを倍増させてます。
https://open.spotify.com/playlist/3Lqy4IzXG0Xb8KbopQxefY?si=XhQeANPORmqfvzhASCflqA
戦闘曲等は上記プレイリストにまとめたのでSpotifyの人は聞いてみてください。神曲しかない。
②UI
UI1つとっても作り込みが凄かったです。
メニュー画面でカッコイイの反則。
ここから各メニューへの切り替わり1つ1つのモーションに個別のモーションが割り振られていて、そういうところに製作者の「愛」と「熱」を感じてました。
「総評」
神ゲー。今までやったRPGの中で1番熱が入ってやれたし、何より製作者のこだわりが至る所に見えて感動しました。
色んな要素をねじ込みまくってるのにも関わらず、それが飾りではなく1つのP5Rというゲームに落とし込まれていて、どれだけ考えたらここまでの完成度になるのかとビビり散らかしました。
今2周目を始めていますが、1周目で出来なかった要素がまだまだあるし、こんなことも出来たのかと驚く部分がまだ残っています。しかも、ここから追加シナリオあるって考えると凄すぎます。
フルプライスでも安いくらいのボリュームと満足感がありました。
今やるゲームない人でやったことない人は是非プレイして欲しい作品でした。この拙い記事では伝えきれない魅力がこの作品に詰まっています。
本当に良いものをプレイさせていただきました、これからもペルソナシリーズ、そしてアトラスを応援します。感謝。